鹿児島クライミング旅(4)

鹿児島クライミング旅(4)

最終日は快晴!
19時半発の帰りの飛行機まで遊び尽くします。午前中は千貫岩、午後は竜石という岩場で登る予定。日の出とともに出発です。

軽トラを停めて、行くぜ!

このバス停がのちに私たちを救うのです。

ユウさん 地形図を見ながら岩場へと歩き始めました。が、民家の敷地内を通る感じなので「絶対この道じゃないと思う!」とキヨコ騒ぐ。しぶしぶ戻ってくるユウさん。地形図にを覗き込むと「岩場のすぐ近くまで林道があるんじゃん。そこまで軽トラで行っちゃえばいいじゃん」と キヨコ騒ぐ。「こっちで合ってるはずなんだけど…」と言いながらも、しぶしぶ従うユウさん。

しかしこのキヨコの出しゃばりがハプニングの始まりでした。

林道の脇に軽トラを停めたら、岩はすぐそこ。

3ピッチのマルチピッチ。最初のピッチが湿ったチムニーで、全身泥だらけになりながら登るのは、子供に戻ったみたいで楽しかったです。

岩の割れ目が ガバかと思いきやちょっと甘めで、簡単すぎなくて面白い! いい岩でした◎

天気いい! けど、花粉がすごーい。

キヨコは歴史に疎いので時代背景などがさっぱりわかりませ天気いい! けど、花粉がすごーい。

完登! 懸垂下降で降ります。

いやー、楽しかった。予定より30分早く下山できたぞ◎ よし、次の岩場へレッツゴーだ!

ご機嫌で軽トラに戻りました。乗り込んで出発しようとすると、タイヤがキュルキュル~と空回りして…発進できない。

タイヤの下に小石を敷き詰めたり、木の枝を突っ込んでみたり、ごみ袋を噛ませてみたりしたけど、全然だめ。
二人で全力で押してみたり、前後に揺らしてみたり、必死の形相で持ち上げようとしてみても、やっぱりダメ。

1時間の格闘ののち万策尽きて、仕方なくレスキューを呼ぶことにしました。レスキューが来るまで約2時間。待つしかありません。

の 岩場は諦めるしかない。はぁ。
さよなら、大隅半島。

ちなみに荷台の荷物は、雨に濡れないように袋詰め。

開聞岳と菜の花山の中です。目印ないです。この辺の地理もわかりません。レスキューに場所を説明するのが難しい…。
あ! バス停。千貫岩バス停を目指して来てください!

指宿の砂蒸し温泉に入ってみたかったのですが、駐車場に入る車が大渋滞していたので諦めました。北上して霧島神宮を目指します。

来てくれた~!
レスキューのおじさんは鹿児島弁が強すぎて 何を言っているのか さっぱりわかりませんでしたが、「はいよ」とくれた温かいお茶が嬉しかった◎ そのお気遣いが心に沁みました。

崖を登る人たちが、地上でレスキューを呼ぶ。なんかアホだわ~。キヨコの出しゃばりのせいで、こんな事態を招いてしまって本当にごめんなさい(最初のユウさんの見立てが岩場までの「正しいルートでした)。」
あぁ、もう時間がない!」

午後登るはずだった岩場の登山口だけ確認して、レンタカー屋を目指します。返却時間の1分前に到着。ミラクルです。おかげで飛行機も無事に乗れて、無事に帰って来れました。

今回の旅で学んだのは「出しゃばりは不運の始まり」。ついつい口を出したくなっちゃうのを ぐっと堪えて、冷静に物事を見届けられる懐の深い人間になりたいなぁ。よし、これを2023年の目標にしよう! がんばりまーす◎

(長々と旅の記録を読んでくれて ありがとうございました)