南紀クライミング旅(1)

南紀クライミング旅1日目

今年のモットーは「よく働き よく遊ぶ!」
2月末に3泊4日で三重県の尾鷲へ行ってまいりました。旅の様子をご紹介します。
(直前にPCR検査を受けて陰性であることを確認して出発しております)


朝6時に自宅を出発。東京から神奈川県・静岡県・愛知県を超えて三重県へ。


新東名高速道路は最高速度120kmだし、渋滞もなくスイスイで、6時間で到着することができました。
後半1時間くらいはキヨコが運転。高速を降り、海沿いの道を走っていると、ユウさんが「あそこの駐車場に車停めて!」「降りて準備して。ハーネスつけて」「はい行くよー」と。

人生初の軽トラ。最高じゃん! 気に入りました!

いきなり かい。
普通、『いぇーい、到着~!』『やっと着いた~!』『遠かったねー』などなど、到着したことを喜び合ったり、安堵したり、景色を眺めて背伸びしたり、しますよね?

そういうの、ナシなんだ…。
いきなりクライミングなんだ…。

ステーキみたいだなと思いました。

苔がす森を抜けて、岩場を目指します。

美しい森に感動しつつも、キヨコの頭の中は「いきなりステーキ」と「いきなりクライミング」という言葉がグルグルし続け 集中できません…。

海だ! 海岸線まで崖を降ります。

ユウさん、どこ登るのー?

あそこを登りまーす。3ピッチのマルチピッチ。

使い込んだお手製ジャミンググローブ。

クラックがたくさん出てくるのでテーピングで手の甲を保護します。3ピッチの「高嶺の花」というルートを登ります。

フェリー乗り場からの眺め。煙もくもく桜島。

2ピッチ目ビレイ点のユウさん、余裕のご様子。

キヨコは最後のトラバースが こ、こわい~。

3ピッチ目は「stand by me 」(5.10d)

右のクラック(岩の割れ目)を使って登ります。クラックに掌を差し込んで、手の平または甲をクラックの内側に密着させることで、摩擦で手が抜けなくなる。そしたら足を踏ん張って体を上げる。体が上がったら掌をさらに上に移動して固定して…を繰り返して登るのです。

「たぶん難しいよ、左隣の易しいルートを登った方がいいんじゃない?」と言われたけど、上機嫌のキヨコは何も考えず「まぁ、行けるっしょ」と自信満々に返事。

しかし核心部で激しく後悔。

マジで難しかった…。初めて本気の悲鳴を上げました。ユウさんは もちろんオンサイトだけど、結構難しかったとのこと。

必死トライで腕パンパン。大満足です。車へ戻り近くの民宿へ。21時にはもう うとうとでした。

つづく