鳳来クライミング旅(2)

鳳来クライミング旅(2)

鳳来クライミング2日目。

急な山登りの末に辿り着いたのは白い岩。穴だらけ。すべてのホールドがポケット。これは難しそうだ…。しかも上部はカブってる!

ポケットのまぶし壁って感じ。

ドーン!波のような岩。

ポケットだらけで、気が抜けない課題ばかり。おかげで登ってる写真は1枚も撮れませんでした。

ポケットの深さが、指を入れてみないとわからない。

この穴か? うわっ浅い! こっちの穴は? こっちも浅い! 隣の穴は? これもダメー!

…一手進むのに、何手必要なんだ。ストレスフル。でもガバポッケを見つけた時の快楽が半端ない。

そんな中毒性のある岩でした。大変だったけど楽しかったので、あっという間に帰る時間になってしまいました。また来よう!

オブザベ意味なし。

あぁ楽しかった!

地表を覆うのはシダ植物。

「シダがきれいだねー」と言ったら、
「ウラジロだよ。知らないの?」と言われてしまった。

知らない…。有名なの?

「鏡餅についてるじゃん、あれだよ。二股になっていて、縁起がいいんだよ」

鏡餅にシダ植物? ついてたっけ???

これか!

あとで調べたら、ウラジロには悪霊を払う霊力が宿っていると信じられていて、合戦の時の兜にあしらわれたりするそう。

2対の葉の葉先がお互いに向き合っているため「夫婦和合」の意味もあるそうです。おぉ結婚記念日にぴったりだね!

ほんとだ、二股だ。

ほんとだ、裏が白い。

今回は1泊2日と短期間でしたが、穴だらけの不思議な岩のおかげで、十分満足の旅でした。周りに観光名所も特にないため、クライミングに集中できました。

【鳳来のまとめ】
●泊まるならお勧めはクライマーズ宿evergre2n
●岩はガビガビで指皮が悲鳴をあげます。テーピングと指皮ケア用品は必須です。
●3月・4月がベストシーズンのようです。
●岩場は高速のインターからすぐなので、小川山よりアクセスがいいです。距離的には遠いけど、時間的には近い。
●乳岩峡は一見の価値あり。

今年は遊ぶ!毎月クライミング旅に出かけるぞ!と小豆島・紀伊半島・鳳来へと出かけてみて、わかったこと。

■ 月イチでの旅はキツイ。
旅の余韻に浸ってる間に次の旅が来てしまう。それが何となくもったいなく感じる。それに気忙しくて、なんかキツイ。

■ 月イチだと旅の特別感が薄れる。
結果、旅は2ヶ月に1回くらいがちょうど良いのでは?という結論に達しました。なのでキヨコは来月は出かけません。

しかしユウさんは月イチ旅を続けるようで、4月は広島、5月は北海道へと登りに行く予定だそうです。あらそう、行ってらっしゃいませー。