怪我の応急措置

怪我の応急措置

先日まで、(財)日本スポーツ協会の「公認スポーツ指導者」(スポーツリーダー)資格取得のため勉強をしておりました。この臨時休業中に、学んだことの中から なるほど~と思ったことをみなさんにシェアしたいと思います。今回はケガの応急処置について。
スポーツ活動中にケガをした場合、応急処置の基本となるのはRICE
: Rest(安静)
: Ice(冷却)
: Compression(圧迫)
: Elevation(挙上)


: Rest(安静)
ケガをしたら運動を中止して安静にしましょう。アドレナリンが出ていて痛みに気が付かない場合もありますが、運動を続けるとケガをした組織はさらに損傷を受けます。内出血や腫れがひどくなり機能回復も遅くなります。「ん!ちょっと やっちゃったかな?」と思ったら、痛くなくてもまずは運動を中止して様子を見ましょう。


: Ice(冷却)
患部を冷却することで痛みを軽減することができます。また、損傷した組織やその周辺の細胞の代謝を下げて、ケガによる不安定な血流で起こる低酸素障害を軽減します。受傷後10分以内に行わないと効果が得られません。受傷後12~24時間、1~2時間おきに20~30分冷却しましょう。
※キヨコの経験(実体験)では、しっかりアイシングを行うと完治までの期間が半分になります。それはどうしてかな?と思っていましたが、低酸素障害を防ぐからなんだ!と納得しました。


: Compression(圧迫)
 内出血や腫張を抑えます。冷却中はもちろん、冷却と冷却の間や寝ている間も圧迫した方が良い。ただし、圧迫が強すぎると逆効果なので、手足の場合は爪を押さえて血流を確認することが必要です。


:Elevation(挙上)
患部を心臓より高い位置にすることで、内出血による腫張を抑える。横になって(寝て)行うことでリラックスさせることも大事。


まずはケガをしないように、危機管理や心掛けが大事。でも もしケガしてしまったときは、慌てずにRICEしましょう。強がって やせ我慢、とか、心配かけたくないから黙ってる、なんてダメよ!