小豆島クライミング旅 (4)
最終日です。お昼のフェリーで帰るので、午前中だけクライミング。
今日は天狗岩(仁寿峰)を登ります。
二日目の夜、食堂で会った おじ様が「あんたたち天狗岩も登るの?天狗岩の入り口はうちの庭の横だよ」と教えてくれました。
教えてくれた道を行き、ジャングルのようなやぶを抜けて天狗岩の基部を目指します。
早朝から登り始めたため、夜露で岩が濡れていて、スラブのスリルが倍増していました。
足元を見ると背中がゾクッとする高度感。持てそうな岩のふくらみを探しながら、信じて歩を進める。自分の体だけが頼り。緊張感で胸が爆発しそうになります。
クライミング中は写真が撮れないのであっという間に山頂に着いてるように見えますが、実際は2時間登り続け。心地よい疲労感。おつかれさま!ユウさん4日間ガイドしてくれてありがとう◎
下山して車で3分(もかからないくらい近い)の福田港へ。フェリーの時間まで少し余裕があったので、近くの岩場を見て回ります。
フェリーの時間になり、楽しかった小豆島にサヨナラです。
小豆島の海は本当に穏やかで、この4日間一度も波の音を聞きませんでした。水もきれいで、潮の香りもほとんどしない。まるで湖のようでした。
出逢った人はみんな優しくて、ここは故郷か?と思うほど居心地の良い場所でした。小豆島、最高です。お魚も美味しかった◎ また遊びに行きます!島でお世話になったみなさん、ありがとうございました◎
【小豆島クライミングのまとめ】
●メインの岩場は3ヵ所。全部の岩場を合わせた規模は小川山くらい?でした。
●現在開拓やリボルトが進んでいますので、これからもっとエリアが広がると思います。
●岩場は福田港周辺にありますが、福田港周辺は商店がなく、行動食などを購入することはできません。
●バスが走っていますが、車があった方が便利です。
●12月の気候は東京の10月下旬~11月くらいの感じでした。
●岩はスラブが多く、フリクションがいいので信じればどこでも踏めます。
●スラブなのでランナウトが激しく、リードの人は息をのむ緊張感ですが、フォローの人は楽しく登れます。
アプローチがいいので、たっぷりクライミングできます。
旅とクライミングが両方叶うクライミングTrip。最高ですよ。みなさんもぜひ日本、そして世界へ、登りに出掛けてみてください!